マイナンバーカード事件
昨年の秋頃、母が身分証にパスポートしかないのが不便だから、マイナンバーカードを作ろうということになった。
通知書をマイナンバーカードだと勘違いしていたり、申請にたどり着くまでが一苦労だったのだが、とにかくなんとか写真ブースでの申請までこぎつけた。
マイナンバーカードができたから取りに来て、という通知がきたら一緒に取りに行こうねと話していたのだが、待っているうちに年明けになってしまった。
連絡の通知を紛失したのだろうと、妹と三人で、役所まで行った。
係の人に事情を話すと、調べてくれて、「出来てます」ということで交付を待っていた。
しかし、待てど暮らせど呼び出しがない。かなり長時間経ってから、別の担当者が出てきて、「もう、11月にご本人が窓口に取りに来られてお渡ししています」と言われた。
母はキョトンとして、「え?」とか言っている。
「カード受け取ったんだってよ?どこにある?」と聞いても、「わからない」「なくした」というばかり。
結局、その場で再発行してもらうことにした。
ところが次の日、マイナンバーカードが出てきたという。
もう、私たちは振り回されてふらふら。
役所に行ってちゃんと受け取ったのに、そのこと自体をすっかり忘れているのだ。
その場のやり取りなどはちゃんと出来るので、一見認知症には見えないのだろう。
私たちに連絡することもなしに、手続きに行ってしまうあたり、本人は認知症の自覚がないので、厄介だ。
このエピソード、次の受診の時に伝えなくてはならない。
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